かつて、ふたば☆ちゃんねる のお絵かき掲示板で作画する手順だったもの
 〜 for Windows 10 / 8.1 update 〜 

2021.09.09 update.
2015.09.29 update.
2015.09.22 update.
2015.04.27 create.


設定手順
0:はじめに
1:OSのbit数確認
2:テキストエディターのインストール
3:Java(32bit版)のインストール
4:GUIのでセキュリティ設定
5:設定ファイルでポート解放
6:PCの再起動
7:試験書き込み
8:タブレットの設定
9:その他、参考情報


0:はじめに

<はじめに>
これらは歴史的な読み物であり、実際に利用することを一切想定しておりません
また、現在の標準的な方式であるNEOを利用する場合には不要な設定です。
ただの過去の遺物です。
あくまでも過去のアーカイブだと理解した上でお読みください。



<想定している運用およびPCの環境>
・OS:Windows 10 Home / Pro, Windows 8.1 update 無印 / Pro
・お絵かき掲示板で利用するブラウザ:Internet Explorer 11(32bit版)
・Java:8系(お絵かき掲示板以外の利用は考慮せず)
・タブレット(デジタイザ):Wacom Intuos シリーズ(上記OSに対応したもの)

《余談》
本解説は、さまざまな運用に対応させることを意図したものではありません。
冗長な説明は見たくないという方が結構な割合でいらっしゃるため、説明および対処を最小限に済ませることを優先しております。
結果的に、運用を限定するという後ろ向きなアプローチを採っております。
また、設定内容の性質上、業務利用とは相容れません。そのような用途で用いられるPCでは、決してこの解説の設定を行わないでください。
知識のある方や本解説で想定している運用から外れる方には強い不満を生むのは承知しておりますが、偏に簡略化のためだとご了承ください。


1:OSのbit数確認

必要な情報はOSが64ビットか32ビットかだけですので、判る場合は手順2へ飛んでください。

@田の字マークの描かれてる[Windows]キーを押したまま、[R]キーを押します。
Aダイアログが出てくるので、半角英文字にて[ dxdiag ]とタイプします。


BDirectX診断ツールがでてくるはずですので、「システム情報」の「オペレーティング システム」の行を控えます。


C控え終われば、DirectX診断ツールは終了してかまいません。


2:テキストエディターのインストール

純正のメモ帳だとCRLF以外の改行コードを処理できないので、LF改行対応のテキストエディターを用意する必要があります。
手順上、私が利用してるソフトを紹介いたしますが、改行コードを自由に設定できるテキストエディターなら何でも構いませんので、お手元にある場合は手順3に飛んでください。
例)秀丸エディタ, WZ Editor, MIFES, サクラエディタ, Vim, Emacs

@VX Editorをサイトからダウンロード

「ダウンロード」から VxEditor Ver 1.01 インストーラ版を選択します。
※ インストーラ無し版でも問題はないです。とは言え有りの方が判り易いと思いますので、こちらを推奨しております。

AVX Editorをインストール

ダウンロードしたVXE101Inst.zipの中にある setup.exe をデスクトップにでもコピーし、ダブルクリックしてインストールします。

《余談》 CRLF改行だ、LF改行だなんのことか、さっぱり分からないかもしれませんが、ここではそーゆーものがあるんだな程度の認識で問題ありません。
カレンダー表記の英式、米式、日式のような違いによるトラブルみたいなもんなんですが、説明すると深みにはまりそうなので止めときます・・・。


3:Javaのインストール

Java 32bit版がインストール済みの場合は、手順4へ飛んでください。

@ORACLEのサイトからJRE(Java Runtime Environment)を入手

OSが32bit版でも64bit版でも、Windows32bit版のJavaをダウンロード、インストールします。
注意点として、何も考えずに次へを押すと、Java以外のソフトが一緒に抱き合わせインストールされる仕様となっております。
ですので、不要なソフトがインストールされないように、チェックを外すことを強く推奨します。

AJavaのインストールが終了したら、PCを再起動します。

《余談》 OSが32bit版の方には関係のない話ですが、OSが64bitで、64bit版のJavaもインストールしてあるのなら、アンインストールすることを推奨します。
ただ、理由があって消せない場合もあるかと思います、その様な場合は、ご面倒かと思いますが、手順4の《余談》を参照してください。


4:GUIでのセキュリティ設定

この作業は、ふたばでアプレットが使えるようにするための設定となります。

@スタートボタン(画面左下にある田の字マーク)を右クリック、コントロールパネルを呼び出します


Aコントロールパネルの右上にある検索キーワード欄に、半角英字で[ java ]を入力します


BJava(32ビット)をクリックし、Javaコントロール・パネルを呼び出します


C「詳細」タブのJavaのインストールまたは更新時にスポンサのオファーを表示しないにチェックを付けます

D「セキュリティ」タブのサイト・リストの編集を選択します


E「セキュリティ」タブの例外サイト・リストに下記の行を追記します

http://cgi.2chan.net/
http://jun.2chan.net/
http://zip.2chan.net/
http://nov.2chan.net/

「OK」を押して適用します。


《余談》
Java32bit版と64bit版を同時にインストールした場合、上記の方法では64bit版の設定しか行えません。
ですが、以下の手順で強制的に32bit版Javaコントロールパネルを呼び出す事で対応可能です。
 @[C:]ドライブを開く
 A[Program Files (x86)]を開く
 B[Java]を開く
 C[jre1.8.X_XX]を開く(全角Xの部分はJavaのバージョンによって変わります)
 D[bin]を開く
 Ejava.cplを実行
 F32bit版Javaの設定画面になりますので、手順4のC以降を実行すればOK


5:設定ファイルでポート解放

この作業は、ふたばへ画像アップロードを許可するためのもの。
正しく設定されていないと「失敗。時間を置いて再度投稿してみて下さい。」いう哀しい思いをします。
重要なのは、テキストエディターを「管理者として実行」すること。
権原を付与せずに書き込んだ場合は書き換えたつもりでも、実体は保護され書き換えられません。
本来はDLLヘルや、ウイルスなどのマルウェアからシステムを護るための強力な仕組みなのですが・・。
この作業においては、厄介な勘違いを起こす原因となっています。

@テキストエディタのアイコンを右クリック、「管理者として実行」を選択

 VX Editorの場合、 デスクトップアイコンの他に、VxEditor.exe または、 VxMain.exe でも大丈夫です。


 画面がブラックアウトし、ユーザーアカウント制御の画面になるので、「はい」を選択します

A管理者権限で動作するテキストエディタから、Javaの設定ファイルを開きます

 ・64bit版Windowsで32bit版Javeの設定を変更する場合
  C:\Program Files(x86)\Java\jre1.8.X_XX\lib\security\java.policy
 ・32bit版Windowsで32bit版Javeの設定を変更する場合
  C:\Program Files\Java\jre1.8.X_XX\lib\security\java.policy
 ※ 大文字半角「X」で書いてある場所はバージョンによって変わりますので、注意してください
 ※ 2015/09/25 の時点では jre1.8.0_60 でした

Bファイルを書き換えます

 以前ははワイルドカード「 * 」が使えたのですが、現在はダメみたいです・・orz

元々の記述
// allows anyone to listen on dynamic ports
permission java.net.SocketPermission "localhost:0", "listen";


書き換え後
// allows anyone to listen on dynamic ports
// permission java.net.SocketPermission "localhost:0", "listen";
permission java.net.SocketPermission "localhost:1024-", "listen";
permission java.net.SocketPermission "jun.2chan.net:80", "connect,resolve";
permission java.net.SocketPermission "zip.2chan.net:80", "connect,resolve";
permission java.net.SocketPermission "cgi.2chan.net:80", "connect,resolve";
permission java.net.SocketPermission "nov.2chan.net:80", "connect,resolve";

・junがsql、zipがお絵かき、cgiが落書き裏、novが落書きに対応します
・なお、上記4サイトの記述順は入れ替わっても支障はありません

Cファイルを上書きします

Dエクスプローラからjava.policyの更新日時を確認します

もし上書きした時間より前の日時であった場合、テキストエディタの起動時に管理者として開いていないことが考えられますので、@からやり直してください


6:PCの再起動

スリープにした後、電源を入れ直して再起動が済んだと勘違いする方もいらっしゃるようなので、念のための記述です。
手順4と手順5で行った設定変更を、Java仮想マシンへ適用するための作業となります。
状況によっては再起動しなくても大丈夫なこともあるのですが、この手順通りに行った場合は、確実に必要になります。
Windows8以降はありがたいことに再起動が高速なので、そんなに気になりませんし、再起動しちゃいましょう。

@必要なファイル等を保存します

Aスタートボタンを右クリック、「シャットダウンまたはサインアウト」>「再起動」を選択します


7:試験書き込み

ある意味、一番重要な作業とも言えます。
落とし穴が複数あるため、ちゃんと投稿できるところまで確認しない内はおちおち真面目に描くこともできません。
手間ではありますが、しっかり行う事を強く推奨いたします。

@ブラウザ(InternetExplorer11 or FireFox)でふたば☆ちゃんねるを開きます

 ・すでにご承知だとは思いますが、この手順はふたばでお絵描きするための設定です
 ・ふたば以外では意味を成しません

A試験したいお絵かき掲示板を開きます

 ・お絵sql
 ・お絵かき
 ・落書き
 ・落書き裏
 ・描きこみ試験は自分が描きたい板すべてで行いますが、とりあえずはsqlで一発描くことをナントナクお勧めいたします

B「お絵かきする」を押し、アプレットを起動します

 ・アプレットが起動しない場合、手順3に問題があることが考えられます
 ・まず、手順4で登録したサイトの綴りを間違っていないかないか確認をしてください
 ・手順6、PC再起動をちゃんと行いましたか? 再起動を行うまで設定は適用されませんよ
 ・ちゃんと、OKを押して登録されてるかも重要です、再起動後に設定が消えてないかチェックも行ってください

Cセキュリティ警告が出ますが、「実行」を押します

 ・低いとはいえ、リスクがあることは承知していただいた上で、お願いします
 ・もっとも、リスクを避けたいのであれば、ふたばそのものに出入りすべきではないことも併せてお知らせしておきます

D絵を描きます

 ・ロストしたら泣けるほど力の入った絵を描くべきではないです
 ・テストですので、消えても上等な気軽なお絵かきをお勧めします

E絵が完成したら「投稿」します

 ・「失敗。時間を置いて再度投稿してみて下さい。」と表示された場合、手順5に問題があると考えられます
 ・ちゃんとテキストエディタを管理者として起動したか、URIを間違えてないか確認してください
 ・また、修正した場合は、PCの再起動を忘れないでください

《余談》
Windows 10 で Internet Explorer 11 (32bit版)を起動する場合は、
[スタートボタン]→[すべてのアプリ]→[Windows アクセサリ]→[Internet Explorer]
で呼び出せます。


8:デジタイザ(ペン・タブレット)での入力をお絵かき向きの設定にする

これまでの設定で、お絵かき掲示板での入力は可能になってるかと思います。
ここでは、Wacom製のペン・タブレット(デジタイザ)を使ってお絵描きする際、都合がいいと思われる設定を紹介します。
具体的には、フリック遅延の解除、波紋エフェクトの停止を行います。
ただ、古い機種や他社製のペンタブレットではC〜Eの部分は使えません。
ほかの方法を当たられるか、買い替えなどが必要になるかと思います。

@コントロールパネルを開き「タブレットPC設定」を開きます



A「その他」タブを開き、「ペンとタッチに移動」を選択します



B「フリックを使用してよく実行する操作を素早く簡単に行う」のチェックを外し、OKを押します

 これにより線を引く動作がフリックとして認識されなくなります。


C「ワコムタブレットのプロパティ」を開きます



D「マッピング」タブを開きます



E「デジタルインク機能を使う」のチェックを外します

 これにより、波紋エフェクトが発生しなくなります。


《余談》
実のところ、タブレットの機種を選びます。
というわけで、この説明を書くためにタブレットを新調したのですが、翌週行くと機種が入れ替えられてたというオチが付きました。はい。orz


9:参考情報

トラブルが解決しない場合、また発生するようになった場合、この項目が役に立つかもしれません。
また、教えて頂いた情報源も列記しておきますので、そちらも参考にしてください。

@Javaがアップデートされた場合

・Java8 UPDATE 39 から、Java8 UPDATE 40 に変わったなどが該当します
・手順4〜6を再度行います

AJavaのバージョンが上がった場合

・本来は、手順3〜6を再度行います
Java7 から Java8 に変わったなどが該当しますが、Java9以降では動作しないと思われます
・つまりセキュリティホールをガチで無視した運用と言えます、自殺行為です、止めましょう

B「Internet Explorer 11ブラウザについて」

InternetExplorer11自体が2022年6月5日に廃止されることが予告されています

C「Microsoft Edgeブラウザについて」

・Windows10のデフォルト(標準)のブラウザで、IE亡きあとも2029年まで互換モードを保持するそうです
・が、こちらで動作するかの確認は現時点で取れてはいませんし、試すつもりもありません